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会場はデジタルハリウッドという専門学校のセミナールームです。およそ 130 人程度のキャパシティで、席は半数程度埋まっていたような気がします。予想されていた事ですが、スーツ姿の人がほとんどでした。
以下は簡単なレポートというかメモです。
定刻になり Boosman さん登場(Boosman.jpg)。まずは、Beデベロッパーズガイド Vol.1 を聴衆に見せ、開発ドキュメントの日本語版が出た事を紹介。ここには二つのことを除いて全てが載っている。その二つとはis_computer_on()とis_computer_on_fire()だ。[と、軽くジャブを飛ばそうとしたものの、通訳が意味を取りかねて不発に終わる]
Be社はAppleを退いたJLGが興した会社。七人のエンジニアを五年間閉じ込めて、でてきたのがBeOS。当初はBeOSを動かす為の安価なMPマシンが無かったためハードウェアも作成していた。やがて安価なハードウェアがでてきたので、ソフトウェアに注力することに。
二年前にIntelからのアプローチを受け、昨年三月にはIntel版を出荷。また昨年十一月のComdexでは21社がBeOS用のソフトウェア開発を表明。同じ時に日立のフローラも発表された。
なぜBeOSが注目されるのか。
ただのマルチスレッドではなく、細分化されたマルチスレッド。このためCPUパワーをフルに利用できる。これはシングルCPUでも効果的。
symmetric multi-processingであり、複数のCPUにスレッドを割り振る事ができる。
MS WindowsやMac OSにもMFCやMacAppというクラスライブラリがあるが、その理解の為にはWinAPIあるいはToolboxの知識が要求される。つまり、古いレイヤーの上にかぶせたクラスライブラリである。それに対してBeOSの場合、APIがすなわちクラスライブラリであり、理解し易く使い易い。
ハードウェアの力をソフトウェアによってフルに引き出す事ができる。video/audioのマニピュレーションを、速く、安く、高品質に行う事ができる。[良くわかりませんでした]
まずは起動の速さを見せるために再起動。ブートマネージャーのbootmanでWindowsとBeOSのどちらで起動するか選べるようになっていることを示す。ほどなくしてBeOSのスタートアップサウンドが鳴って起動完了。
BeOSではWindowsのディスクをマウントする事ができる。The Microsoft Sound.wavをダブルクリック。WindowsのスタートアップサウンドをBeOSで聞く事もできます。[ややうけ]
FontDemoを起動し、「日本語環境」と日本語を打ってみせる。[ぱらぱらと拍手]
"virtual (void)"をダブルクリック。16bit 44KHzステレオの再生。Pulseを起動し、Pentium IIの400MHzでこの再生に負荷がほとんどない事を示す。
いわく、他の事にCPUパワーを使う事ができる。
3dmovを起動し、imageやmovieを貼り付け、ページをめくっている時でもコマ落ちしない事を強調。
GLTeapotを起動。R4ではOpenGLのソフトウェアレンダリングを行っている。R4.1ではハードウェアアクセラレーションをサポートし、またPentium III対応も同時に行われると説明。
会場の様子をキャプチャーボードを介して表示。ここでも負荷がほとんど掛かっていない事を示す。
16ch. 44.1KHzの再生。それぞれのバーが各チャンネルを表している。一本をつかんで左右のチャンネルに振ってみせる(3dsound.jpg)。
GLTeapot, Mandelbrot, Pulse, Minesweeper, 3dmov, BeBounce, FontDemo, BeLogoを起動し、カメラからの画像も表示(GrandFinale.jpg)。Pulseが振り切れる程の負荷をかけても、ウィンドウの切り替え等がスムーズに行なえる事を示す。
Audio分野ではEMagicやSteinberg、Videoの分野ではMGIがBeOS用のアプリケーションを開発している。
近々の目標としては、六月に行われるPC EXPOで、BeOSで実現した完全なソリューションを示す事ができるようにすること。
R4.1でサポートされるものとしては、OpenGLのハードウェアアクセラレーションと、Pentium III対応。
R5 (夏)でサポートされるものとしては、DVとIEEE1394、それとMPEG 2。
Localizationにも取り組む。
大手ソフトウェアベンダーにBeOSを売り込んでいる。
日立以外(おそらく日本のメーカー)にもBeOSをOEM供給する予定。
TCP/IPをサポートしている。BeOS自体にweb browser, e-mail client, web server, ftp server 等は含まれている。箱から出してすぐにInternet Readyだ。
開発環境はBeOSに付属し、C++を利用する。Pascalも利用できる。[って言ってたけど、これ本当?]
BeOSはファイルフォーマットに対してニュートラルであり、QuickTimeもAVIも一通りサポートする。Shockwaveに関しては、Flashをサポートするサードパーティの開発に協力している。[FlashPlayerのことらしい]
Media Kitではサポートされている。先週ハードウェアメーカーがBe社を訪れた。テストを行った結果、入力時の音のずれが、Windowsの場合は15msでBeOSの場合は6msだった。[24bit 96KHz で 8ch. とか 16ch.というのを試したという訳では無いと思う]
現在、デスクトップPC、つまりWindowsマシンにBeOSを入れ、BeOSに適した事をする時にBeOSを使ってもらおうとしている。BeOSは軽いOSであり、製作の環境として使ってもらえればという事。
2000年以降、組み込み分野にBeOSをOEM提供して行くということはあるだろう。
BeOSはメディアを扱うOSである。メディアを扱うということには二つの面がある。一つは製作を行うという事であり、もう一つはメディアを再生するという事。
現在USでは家庭の半数程度しかPCをもっていない。それは操作が複雑、使い方がわからないという理由から。用途が限られたコンピュータ(それはパソコンでは無いかも知れないが)ならば買ってくれるかも知れない。
NetPositiveでサポートしていたCinepakはライセンスを受けており、R4.1に入る。Indeoは今ちょっと確かではないがR4.1かR4.2でサポートする。[R4.2ってR5の事?]
MPEG 1はR4.1でサポートする。夏にはDVもサポートする。[夏というのはR5の事らしい]
Be社はSONYと違いソフトウェアメーカーであるから、周辺機器を含めたソリューションの提示を行うのは難しい。それでSONYの様なアプローチは取っていない。
プラットホームとしてはIntelに注力している。それは95%のシェアを占めているからだ。またIntelもBe社をサポートしてくれている。それとは対照的に、AppleにG3 Macintoshの技術情報の提供を要請したところ拒否された。BeBoxに関しては今年末迄はサポートする。来年になったら即サポートを打ち切りという訳ではなく、その後のことは未定。
driver の拡充は図っていく。現在は、ハードウェアメーカーによって、Be社自身によって、または外部のコンサルタントを招いて、と三通りのやり方で driver を揃えていっている。
現在のところ、 Java にはフォーカスしていない。
今日はロックハイマーさんも来ていました(BeStaff.jpg)。なんか顔つきが前と変わった様な気がします。BeaCon 1でおなじみのエルゴソフトの平石さんも来ていました。終了後に軽くお話。
会場でBeデベロッパーズガイド Vol.1を販売していました。縁起物と云う事で購入です。
KISAKA Toshihiro